孔子 プロフィール
古代 春秋時代 紀元前552年または紀元前551年 – 紀元前479年 中国の思想家 身長が2メートルを超える大男。
論語は孔子の教えを死後約100年のちに弟子たちがまとめた書物。
論語はほどんどが「子曰く」から始まる弟子に話しかけている形式で
20篇で構成され、一つの篇が数章から数十章で書かれている。
それぞれの篇では様々なテーマ(学問、立派な人間像、人間愛、親孝行、誠実さ、真心、礼儀、正義)等が語られている。
漢の時代には論語が儒教として国教化されるまでになる。
日本には応神天皇の時代に伝えられたとされ、六世紀~七世紀頃、聖徳太子が制定した憲法は論語を参考にした記述が見られる。
その後江戸時代には寺子屋でさえも論語を子供たちが学んでいた。
論語

目次
1篇(16章)
2篇(24章)
3篇(26章)
4篇(26章)
5篇(28章)
6篇(30章)
7篇(37章)
8篇(21章)
9篇(32章)
10篇(18章)
11篇(25章)
12篇(24章)
13篇(30章)
14篇(46章)
15篇(42章
16篇(14章)
17篇(26章)
18篇(11章)
19篇(25章)
20篇(3章)
思想
(一の十六)
孔子曰く
「他人が自分の事を分かってくれないと嘆くより、自分が他人を理解していない事を嘆きなさい」
(二の十三)
孔子曰く
「立派な人間とは、口に出す前に実行してその後から言葉に出す人だよ」
(三の七)
孔子曰く
「立派な人間が争うとしたら、きっと弓の試合だろうね。丁寧に挨拶をして競技堂に昇り降りして、勝者は敗者と酒を酌み交わす。これが君子の争いだよ」
(四の四)
孔子曰く
「本当に人間への愛情があれば、悪い事は起きないよ」
(五の十七)
孔子曰く
「斎の国の安平仲は、長い間交際してきた人にも敬意を払うのが、人として立派だね」
(六の十九)
孔子曰く
「人間が生きていけるのは誠実だからだよ。誠実さがないのに生きていけるのは、運よく死を免れているだけだよ」
(七の十一)
孔子曰く
「富が求めて手に入るなら、行列の先払いの足軽でもやるが、求めても手に入らないなら、私は好きなことをやりたいね」
(八の五)
曽子曰く
「才能があるのに、才能がない人に質問し、学識が豊なのに、学識が少ない人に質問する。いやな目にあっても仕返しをしない。昔、私の友人の顔回はそうだったよ」
(九の四)
弟子曰く
「孔子は四つの事を絶対にしませんでした。それは、独断をしない。無理強いをしない。頑固な態度をとらない。自分勝手な事をしない。」
まとめ

論語は2500年前の思想ですが孔子本人は学問だけでなく弓や馬術が得意で、特に琴を習えばそれを徹底研究したり、歌ったり、作曲したりと音楽が大好きだった。
そんな孔子の様に私も生きたい。論語の中に理想の自分の姿があった。
人生を楽しく生きるための必読書。それが孔子の『論語』だった。
by楽二郎
参考文献
書名 論語ものがたり 小学生の中国文学全集
著者名 [孔子/著] 黒須 重彦/文 新井 五郎/画
出版者 学灯社
書名 よくわかる論語 やさしい現代語訳
著者名 [孔子/著] 永井 輝/[訳]
出版者 明窓出版
書名 スッキリわかる!論語 時代を超えた生き方の教科書 知りたいことをマンガで読む
著者名 論語と孔子に学ぶ会/編著 おがた たかはる/画
出版者 日本文芸社
書名 論語 現代語訳 ちくま新書
著者名 [孔子/著] 齋藤 孝/訳
出版者 筑摩書房
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