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ルネ・デカルト プロフィール
1596年3月31日~1650年2月11日 フランス トゥレーヌ州生まれ 17世紀の哲学者
10歳で名門ラ・フレーシュ学院入学
20歳で法学士の学位取得後、書物による学問を捨て、遍歴の旅に出る。
遍歴後哲学史上重要な著作を残す。
『方法序説』(1637年)
『省察』(1641年)
『方法序説』目次
序文
第一部
諸学問の考察
第二部
方法の規則
第三部
道徳の規則
第四部
形而上学の基礎
第五部
自然学の諸問題
第六部
自然研究公刊の是非
方法序説
第一部 諸学問の考察
「この人生を確信をもって歩むために、真と儀とを区別するすべを学びたいという強い願望をつねに持っていたのである」→デカルトの意欲を知的欲求を表す一節
第二部 方法の規則
第一 私が明証的に真であると認めるのでなければ、どんなものも真として受け入れないこと。
第二 私が判断する諸問題を必要なだけの小部分に分けること。
第三 最も単純な事から始めて最後に複雑な事の認識につなげること。
最後に何も見落としがなかったか完全な見直しをすること。
第三部 道徳の規則
三つの格率により自身の行動を規律する。
自身が吟味する命題の虚偽や不確実さを曖昧な判断でなく、明晰で確実な推理により判断しようと務めること。
第四部 形而上学の基礎
『我思う、故に我あり』デカルトの心理の探究において提唱した命題。
ほんの少しの疑いがあれば投げ捨てるべしという方法的懐疑により、自身を含めた世界の全てが嘘だとしても、そのように疑っている自身の存在は否定できない。
まとめ
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デカルトの思考四原則
第一 明証の規則により、疑いの余地がない事柄しか判断に加えない事。
第二 分析の規則により、複雑な問題でも小部分にして分析して判断する事。
第三 総合の規則により、単純な問題から分析し、順序よく判断して正しく理解し、複雑な認識に繋げる事。
第四 枚挙の規則により、一つ一つ分析と総合において見落としなく判断する事。
三つの格率
第一格率 自身の国の法律と習慣に従う事。
第二格率 自身の行動に一貫性を持つ事。
第三格率 自身の徳と知恵により恵まれない運命にさえ打ち勝つ事。
人生を楽しく生きるための必読書。それがデカルト『方法序説』だった。
by楽二
参考文献
方法序説 岩波文庫
著者名 デカルト/著 谷川 多佳子/訳
出版者 岩波書店
デカルトの憂鬱 マイナスの感情を確実に乗り越える方法
著者名 津崎 良典/著
出版者 扶桑社
デカルト入門講義 ちくま学芸文庫
著者名 冨田 恭彦/著
出版者 筑摩書房
方法序説 ちくま学芸文庫
著者名 ルネ・デカルト/著 山田 弘明/訳
出版者 筑摩書房
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